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コンプレッサーの圧力スイッチの修理方法とは?メンテナンスについても解説

コンプレッサーは、いくつもの重要な部品が組み合わさり、できています。

 

その中には、圧力スイッチという部品があります。

 

圧力スイッチとは、設定した圧力になった際に信号を出して、コンプレッサーを止めたり、再起動圧力になったときに再起動の信号を出す役割があります。

 

そのため、コンプレッサー内の圧力をコントロールするために重要な部品なのです。

 

今回は、そんなエアコンプレッサーの圧力スイッチについて解説していきます。

 

【記事まとめ】

・圧力スイッチは、コンプレッサー内の圧力に関わる重要な部品
・自分で交換することができる部品でもある
・違和感がないか日々のメンテナンスが大切

 

 

それでは、見ていきましょう。

 

 

コンプレッサーの圧力スイッチについて

 

冒頭でも説明しましたが、圧力スイッチは設定した圧力に達した際に接点信号を出力することでコンプレッサーを停止させ、再起動圧力になった際に接点信号を出すことでコンプレッサーを起動させるための機器です。

 

そのため、エアコンプレッサー内の圧力によってコンプレッサーのONとOFFを切り替えてくれる役割があると思ってください。

 

圧力スイッチが機能しなくなるとエアコンプレッサーが圧力に達していたにも関わらず、自動停止することなく動き続けてしまいます。

 

では、圧力スイッチが正常に動かないとどうなるのでしょうか。

 

例えば、コンプレッサー内の圧力が達していたにも関わらず、停止することなく動き続けてしまいます。

 

また、逆にコンプレッサー内の圧力が弱まり、再起動が必要な時に信号が出ないため再起動しないという事態に陥ります。

 

圧力スイッチ一つ故障するだけで、コンプレッサー自体が正常に動かなくなることから現場の生産性が落ち、安全性も欠けてしまいます。

 

放置せずにすぐ修理が必要です。

 

 

圧力スイッチの調整方法

 

レシプロコンプレッサーのタンクマウントタイプであれば、圧力スイッチをネジで調節することができます。

 

ネジの位置としては、圧力スイッチの上部にあるネジです。

 

基本的には、ネジを時計回りに回すと上限圧力が下がり、反時計回りに回すと上限圧力が上がります。

 

箱型レシプロコンプレッサーやエアーコンプレッサーのように基盤がある機種は、基盤操作で設定変更が可能です。

 

ネジまたは基盤操作で設定圧力を変更し、調整が可能ではありますが、必ず銘板に書かれている最高使用圧力以上に設定しないようにお願いします。

 

最高使用圧力を超える圧力が加わると大事故に繋がりますので、ご注意ください。

 

また、調整する際は調整前の位置がどこか印をつけておきましょう。

 

現状の設定位置にマジックやテープで印をつけておくのをオススメします。

 

 

古いコンプレッサーの圧力を調整する際の注意点

 

十数年以上使用しているコンプレッサーの場合、圧力ゲージにズレが生じている場合があります。

 

そのため、圧力ゲージに出ている圧力と実際の圧力に違いがある可能性があるのです。

 

ズレが生じているまま気づかずに調整をしてしまうことで正しい圧力が計測できず、事故に繋がる恐れがあります。

 

そのため、今の状態の上限圧力と下限圧力を把握しておく必要があります。

 

また、作業する前にゲージの針に間違いがないか確認しておきましょう。

 

完全にエアーを抜き切ることで圧力計の針にズレが無いか確認できます。

 

もし、狂いやズレがある場合は圧力計の交換が必要です。

 

圧力計の交換は修理専門店でもお受けできますので、専門業者に依頼した方が安心でしょう。

 

 

圧力スイッチの故障について

 

コンプレッサーを使い続けることで中のダイヤフラムが劣化や消耗することで圧力スイッチの故障に繋がります。

 

例えば、ダイヤフラムに小さな亀裂が入るだけでもエア漏れや異音といった不具合が発生します。

 

圧力スイッチが故障することで接点信号を送れなくなります。

 

結果、接点信号が送られずコンプレッサーの圧力を保つことや、圧力が上がりきらない事態に繋がることで生産性が落ちてしまいます。

 

生産性だけでなく、コンプレッサーが圧力を高めようといつも以上に頑張ろうとするためより多くのコストが掛かってしまうのです。

 

圧力スイッチの故障は、決して放置できません。

 

では、そんな圧力スイッチは故障前にどんな予兆があるのでしょうか。

 

 

故障の予兆

 

圧力スイッチの不具合や違和感など故障前の予兆はどんなことが起きるのか解説します。

 

必ず故障前に不具合の予兆は出してくれます。

 

例えば、エア漏れをしている場合、空気が漏れる「シュー・・・」という音がするはずです。

 

また、時間がたっても圧力計の針が設定している上限の圧力まで上がりきらないことや、モーターが停止しないこともあります。

 

こういったエア漏れや圧力に関わる不具合は、圧力スイッチの故障の可能性があります。

 

 

故障して起きること

 

次に圧力スイッチが故障して全体的に起きることをご紹介します。

 

【圧力スイッチが故障すると起きること】

・圧力スイッチによる停止が行われなくなる

・圧力スイッチによる再起動が行われなくなる

・エア漏れが発生する

エアコンプレッサーの故障と言っても機械内にたくさんの部品によって形成されているため、様々な箇所で不調が見られます。

 

ただ、故障に絡む頻度として多いのは、圧力スイッチでしょう。

 

故障に絡みやすい部品でありながら、圧力の上昇を防ぎ配管の負担軽減や、エアコンプレッサーのON/OFFなど重要な部品でもあります。

 

なので、なるべく故障まで行く前に早期発見し、現場に影響が与えないよう努めなくてはいけません。

 

 

圧力スイッチのメンテナンスについて

 

圧力スイッチ含めコンプレッサーをなるべく長く使い続けようと思うと、日々のメンテナンスはかかせません。

 

圧力スイッチのメンテナンス方法としては、清掃や点検が挙げられます。

 

圧力スイッチのカップを外す、中のゴミを取り除くことができます。

 

また、点検では圧力計の針の動きやエア漏れがないかの確認を行いましょう。

 

圧力スイッチは、消耗品でもあります。

 

そのため交換目安として3年前後使用している場合は、圧力スイッチの交換をオススメします。

 

 

故障だけでなくメンテナンスも専門店へ

 

一般的にコンプレッサーの専門店は故障した際にお願いするお店だと思われていることが多いです。

 

実は、故障だけでなくメンテナンスでも依頼することもできます。

 

コンプレッサーのメンテナンスにおいて故障前の予兆は、技術があるスタッフでなければ気づけないケースもあります。

 

そのため、見落としていて故障してから気づくということも少なくありません。

 

また、いくつもの機械のメンテナンスを行っているとスタッフの作業時間もかなり削られ、作業効率が悪くなることもあります。

 

専門店であれば、定期的なメンテナンスも安心してお任せいただけますので、検討してみてください。

 

もし、「専門店にお願いしてみようかな?」と気になる方は無料で相談・お見積りできますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

まとめ

 

今回は、コンプレッサーの圧力スイッチの故障と調整について解説しました。

 

圧力スイッチ一つ故障するだけでもかなり痛手です。

 

その日の作業にも関わりますので、なるべく故障前に交換をしましょう。

 

圧力スイッチだけでなく、コンプレッサーの故障する箇所はいくつもありますので、圧力スイッチだけ気をつけていればOKというわけにはいきません。

 

コンプレッサーの日々のメンテナンスをかかさずお願いします。

 

 

 

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