コンプレッサーとは?どんな機械なのか徹底解説
みなさん、「コンプレッサー」という機械をご存知でしょうか。
コンプレッサーは、工場や工事現場など様々な場所で活躍している機械です。
また、そういった現場で欠かすことができない重要な役割も担っており、弊社ではコンプレッサーのメンテナンスや修理など専門的に取り扱っております。
今回の記事では、そんなコンプレッサーについて徹底解説していきたいと思います。
コンプレッサーとは
まずは、コンプレッサーについて紹介します。
コンプレッサーとは、空気を圧縮し、連続的に送り出す機械のことです。
コンプレッサーには、多くの種類があります。
扱う空気によってコンプレッサーの種類が異なります。
例えば、一般的に空気を扱うコンプレッサーのことを「エアーコンプレッサー」または、「ガスコンプレッサー」と呼びます。
そのなかでも、扱う空気が限定されている場合、その空気の名称が付きます。
水素を扱うコンプレッサーであれば、水素ガスコンプレッサー。
窒素を扱うコンプレッサーであれば、窒素ガスコンプレッサー。
その他には、都市ガスやCmHn系炭化水素ガスなど様々な空気を圧縮できます。
コンプレッサーの分類は、ガスだけではありません。
圧縮範囲によってもコンプレッサーの種類が異なり、大まかには4つに分類されています。
1つ目は、真空ポンプです。
真空ポンプとは、大気圧により真空状態にする機械のことです。
2つ目は、コンプレッサーです。
コンプレッサーとは、吐出圧力約0.1MPa[G]以上の機械のことを指します。
3つ目は、ブロワです。
ブロワとは、吐出圧力約10kPa以上0.1MPa[G]未満の機械のことを指します。
4つ目は、送風機です。
送風機とは、吐出圧力約10kPa未満の機械のことを指します。
【分類:圧力範囲】 1:真空ポンプ 2:コンプレッサー 3:ブロワ 4:送風機 |
その他にも「往復式・回転式・遠心式・軸流式」など圧縮方法によってもコンプレッサーには種類が分けられています。
それほど、数多くのコンプレッサーが世の中には、登場しているのです。
また、コンプレッサーの中の部品も精密機器のように重要な部品が多く使われており、中の部品を触ろうと思うと、専門知識が無ければ中々難しい機械でもあります。
だからこそ、現場でコンプレッサーを使われている企業のためにコンプレッサーのお医者さんのような修理やメンテナンスに特化した専門会社が存在しています。
コンプレッサーのメーカーについて
コンプレッサーには、数多くの種類が存在しますが、それに応じて多くのメーカーから登場しています。
株式会社日立産機システム | コベルコ・コンプレッサ株式会社 | 北越工業株式会社 |
アネスト岩田株式会社 | 株式会社加地テック | アトラスコプコ株式会社 |
日本精器株式会社 | オリオン機械株式会社 | SMC株式会社 |
上のあくまで一例ではありますが、このようなメーカーがコンプレッサーを製造しています。
メーカーが多いということは、それぞれ同じ種類のコンプレッサーだったとしても造りに違いがあります。
そのため、コンプレッサー専門会社によって対応できるメーカーに違いが生まれることもあります。
弊社では、上の表のメーカーはもちろんのこと表以外にも対応できるメーカーは複数あります。
そのため、もし故障や不具合を感じた際はお使いのコンプレッサーの社名と型番だけ控えていただき、お電話またはWEBでお問い合わせくださいませ。
コンプレッサーは消耗品
コンプレッサーは、長年使用していくと劣化していくので、消耗品という側面を持っています。
現場でコンプレッサーを運用していると、「あれ?」と不具合を感じたことはありませんか?
例えば、圧力が上がりきらない状態や、異音・異臭がするといったいつもと違う違和感がもった経験がある方も少なくないと思います。
やはりコンプレッサーは、ほぼ毎日使い続けるほど作業において重要な機械なため、他の機械と比べると消耗も激しく、不調が出ることもあります。
よくあるトラブルとしては、下記5つがあげられます。
【よくある不調】 ・圧力ダウン ・エアー漏れ ・異常な音 ・オイル焦げ ・急な停止 |
この5つのトラブルの内1つでも当てはまった場合は、故障リスクがあります。
もし、「あれ?おかしいな?」と感じた際は、コンプレッサーが通常通り動いていたとしてもすぐに専門会社へ相談してみましょう。
動くからといって修理を先送りにすると、簡単な修理で終わったはずの状態から最悪買い替えが必要な状態になりかねません。
なるべく修理費用はお手頃かつ長くコンプレッサーを使い続けたいという方がほとんどだと思いますので、気になった際はお問い合わせください。
コンプレッサーが不具合を起こす要因とは?
コンプレッサーが消耗品とはいえ、どのようなことが要因となって不具合が生じるのでしょうか。
その背景には様々な要因が隠されています。
ここでは、コンプレッサーの種類によって考えられる要因をあげていきます。
[スクリュー型]
- 吐出温度
- 吐出異常温度
- 異音
- 過負荷
- オイル消費大
[レシプロ機]
- 吐出温度
- 吐出異常温度
- 異音
[ドライヤー]
- 吐出温度
- 吐出異常温度
- 異音
[各要因]
- クーラーの目詰まり
- 潤滑油不足
- 吸込みフィルターの目詰まり
- 温調弁の不具合
- 排気状況の不具合
- 温度リレーの故障
- セパレータエレメントの異常
上の要因は一例ではありますが、主に考えられる点を挙げてみました。
もし、今の段階で一つでも似た症状に覚えがある場合は、早めに専門会社へ相談点検してみてください。
羽田コンプレッサーでは、新規コンプレッサーの施工工事はもちろん、電線・フレキシブルホースはそのままに更新機設置、分解から給油、再組立てを行い修理するなど様々な施工事例を持ち合わせております。
コンプレッサーはどれくらい使い続けられるのか
最後にコンプレッサーを使い続けられる期間について解説します。
現場での使い方や保管方法によって大きく左右されますが、7年~10年だと言われています。
購入から7年~10年経った際は、そろそろ買い替え時になる頃合いです。
ただし、あくまで目安に過ぎませんので、大切に使い続け、定期メンテナンスをしていただくと10年以上使い続けることも容易にできます。
特にエアコンガスの補充は定期的に行うようご注意ください。
忘れずにエアコンガスを補充してあげるだけでもコンプレッサーの持ちは変わってきます。
長く使い続けることも重要ですが、壊れる頻度が高くなった時や修理費用が以前より高くなってきた時は買い替える方が安く済むため、購入を検討しても良い時期です。
そのため、使用年数に関係なく故障頻度や修理費用など総合的に判断して買い替えを検討した方が良いでしょう。
まとめ
今回は、コンプレッサーついて解説しました。
コンプレッサーを使われている場所は、意外と多いので、聞きなれない方も実は見たことはあると思い出されることもあります。
建築現場では釘打ちに使用され、ホコリやゴミを吹き飛ばす清掃現場、車のタイヤ交換など身近な場所でコンプレッサーは大活躍中です。
修理することなく長く使い続けられるようメンテナンスの際は、羽田コンプレッサーへお気軽にお問い合わせくださいませ。