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コンプレッサーのモーターの修理について解説

今回の記事では、コンプレッサーのモーターの修理について解説しています。

 

コンプレッサーは、機械なので使い続けることで消耗や劣化などにより故障が起きます。

 

作業を始めようと思った時に故障してしまった時には、どうしようかと焦ったことがある方も多いのではないでしょうか。

 

一括りにコンプレッサーの故障とはいえモーターやコイル、ホースなど多くの部品から構成されているコンプレッサーでは、あらゆるところから故障する可能性があります。

 

そんなコンプレッサーの故障においてモーターが原因で故障したパターンに注目していこうと思います。

 

【記事まとめ】

・コンプレッサーが故障した時は、どこが故障しているか原因を特定しよう
・モーターの故障の場合
・市販品のモーターへ交換するときは注意しよう

 

それでは、見ていきましょう。

 

 

故障かな?と思ったとき

 

コンプレッサーを使用した時に動かなくなるなど故障が発覚した際は、慌てず故障の原因を突き止めましょう。

 

まず、どのような症状が起きているか把握します。

 

故障と言っても電源が付かないときや、圧力が上がりきらない、異音がする、エアーが盛れているなどさまざまな症状が現れます。

 

そのため、どのような症状が起きているかを特定する必要があります。

 

症状が分かった段階で、次に原因を調査します。

 

原因を調査する際の順番としては、下の順番で見ていきましょう。

 

①電源系統

②動力系統

③安全装置

 

この順番で見ていく中で、故障の原因となる部品を探していきますが、1つだけとは限りませんので、複数箇所に原因がないか細部まで確認しましょう。

 

今回の記事では、モーターに焦点を当てて解説していきますので、症状では焼き切れた匂いや焦げ臭い、コンプレッサーが熱い、コンプレッサーが動かないなどが発生します。

 

そして、モーターを確認した時に焼損しているなどモーターに異常が見られるはずです。

 

 

モーターの故障の原因を特定する

 

前述では、コンプレッサーそのものが故障した際の手順について解説しました。

 

ここからは、故障の原因の中でもモーターが故障した場合に絞って解説します。

 

モーターの故障の中でも焼損することがあります。

 

焼損とは、モーターの固定子コイルが焼き切れることです。

 

ひどいときには焼けることで固定子コイルがボロボロになることもあります。

 

それほど熱が発生し、コイルに異常をきたします。

 

では、なぜモーターが焼損するのかまとめます。

 

 

焼損する理由について

 

モーターが焼損する原因はいくつかあります。

 

異常電圧や始動頻度過大、過電流などが挙げられます。

 

また、周囲の環境でも焼損する原因に発展します。

 

例えば、ホコリやチリも原因の一種です。

 

作業場内にホコリが溜まっている場合や、作業内容によってどうしても木屑など細かいチリが発生する場合もあると思います。

 

ホコリやチリをそのままにしておくことで時間経過とともに焼損の原因に繋がります。

 

また、コンプレッサーが置いてある場所の温度が高い、または吸湿による絶縁低下、欠相運転なども結果的に焼損になるでしょう。

 

そのため、いかにメンテナンスできているかや、作業場を整理・整頓・清潔に保てるかがモーターの長持ちに繋がっているのです。

 

 

コンプレッサーの種類によって対応が異なる

 

コンプレッサーの種類によっては、モーターを取り換えるだけなので、現場スタッフで修理することもできると思います。

 

型式や年代、種類などによって複雑なコンプレッサーもあり、モーターを取り換えただけの作業でも別の部品を触ってしまい、悪化させてしまうことがあります。

 

また、モーターの種類を間違えて取り付けることで完全に故障させてしまうきっかけにもなりかねません。

 

そのため、現場で判断せず一度専門業者に相談し、問題なければ自社スタッフで作業を行い、専門業者でなければ難しい場合はすぐに依頼する必要があります。

 

精密機器のため、専門業者とともに判断していくことをオススメします。

 

では、実際にコンプレッサーが故障した際、種類によってどのような違いがあるかご紹介します。

 

 

スクリューコンプレッサーの不調

 

スクリューコンプレッサーのような中型〜大型のコンプレッサーの場合、必ず独自で判断せず、専門業者に相談しましょう。

 

中型以上のコンプレッサーの場合、メーカーや型式、年代の違いがより顕著に表れます。

 

種類によっては、国産のモーターではなく海外製を使用している場合もあり、モーター一つでも多くの種類があります。

 

また、年代によってはモーターが廃盤となり、取り寄せすら困難な場合も想定しなくてはいけません。

 

そうなれば、代用品が必要となり、どのメーカーのモーターなら代用できるのか判断する必要があります。

 

このようにモーターの故障だけで大きな問題点がいくつも発生しますので、まずは専門業者に見積もりだけでもとってもらいましょう。

 

見積もりまでは費用が発生しませんので、ご安心ください。

 

費用が発生するタイミングは、修理の作業が開始するタイミングまたは、引き渡し後です。

 

 

レシプロコンプレッサーの不調

 

 

レシプロコンプレッサーのような小型コンプレッサーは、市販しているモーターに取り換えるだけで済む場合があります。

 

また、市販品で済む作業では、専門業者に依頼するよりも費用を抑えられます。

 

ただ、取り換える作業ができるスタッフが自社に在籍している前提の話なため、修理ができるスタッフがいない場合は、専門業者に依頼しましょう。

 

専門業者に依頼すると交換する部品も用意してもらえますので、費用が高くても修理や部品を探す時間を割く必要が無くなります。

 

修理による時間と労力を抑えられる点を見ると依頼しても損はないと思います。

 

 

市販のモーターの注意点

 

モーターに限らずコンプレッサーの部品を市販品で代用する場合、市販品が故障したコンプレッサーに対応しているか確認しましょう。

 

対応可不可を確認することは当たり前ではありますが、意外と購入して交換して見ると対応していなかったのはあるあるです。

 

部品のサイズやワット数など見落としがないよう購入時はご注意ください。

 

 

自分で取り付ける時の注意点

 

自社の現場スタッフで取り付ける際は、大前提としてスタッフの身が安全であることは必須です。

 

作業内容によっては、保護具や保護メガネ、手袋など身体を保護した状態で作業してください。

 

その他には、取り付け手順や強引に押し込んでいないか、他の部品に影響を与えていないかなどに注意しましょう。

 

また、周囲の状況で木屑が散らばっている、ホコリやチリ、濡れているなど別の部品に影響が出やすい場所で作業を行うのは避けてください。

 

ネジ1本どこか消えたなど部品の紛失にもお気を付けください。

 

意外と修理している最中に細かい不注意が起きることがありますので、慎重に作業をすると安心です。

 

 

専門業者に頼もう!

 

基本的にコンプレッサーの修理・修繕では専門業者に依頼することをオススメしています。

 

コンプレッサーは、精密機器のため正確な作業が必要です。

 

また、大事にコンプレッサーを使い続けているお客様の中には、古い年式のコンプレッサーの修理を依頼されるケースがあります。

 

古くなればなるほどより作業が難しくなり、部品の取り寄せもできなくなります。

 

幅広い種類のコンプレッサーを修理している経験値が必要な場面もありますので、専門業者に託すというのが確実です。

 

 

まとめ

 

今回は、コンプレッサーのモーターの故障について解説しました。

 

故障は、突然起きるものなのでモーターが故障しても慌てず順番に対処していきましょう。

 

困ったときにはすぐに専門業者へお願いします!

 

 

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