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コンプレッサーのエアードライヤーついて【修理・メンテナンス】

工場や建築現場など様々な場所で活躍しているコンプレッサー。

 

現場によっては、コンプレッサーなくして稼働できないところもあります。

 

そんなコンプレッサーでは、圧縮空気を生成する過程で水分が含まれてしまうことがあります。

 

この水分によって、機器の故障や製品の品質低下につながる可能性があるのです。

 

そこで活躍するのが、エアードライヤーです。

 

エアードライヤーが圧縮した空気の水分を除去し、乾燥した空気を供給します。

 

しかし、エアードライヤーもあくまで機械なので、長年使い続けると劣化します。

 

結果、性能の低下や故障に繋がってしまうのです。

 

今回は、そんなエアードライヤーについて解説していきます。

 

 

【記事まとめ】

・エアードライヤーは、圧縮空気中の水分を除去し、乾燥した空気を供給する装置
・長年の使用や環境条件によって、エアードライヤーは故障、性能が低下することがある
・定期的なメンテナンスを心がけよう

 

 

【 お 知 ら せ 】

 

羽田コンプレッサーでは、コンプレッサーの修理・メンテナンス受付中!

 

もちろん、エアードライヤーの修理もOKです!

 

お気軽にお問い合わせくださいませ♪

 

お問い合わせは、こちら

 

コンプレッサーの修理・点検でお急ぎの方は電話からお問い合わせください。

 

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エアードライヤーとは?

 

まずは、エアードライヤーについて紹介します。

 

コンプレッサーといえば空気を圧縮する工程で、水蒸気などの水分が含まれてしまうことがあります。

 

この水分が、配管の腐食や製品の品質低下など様々な問題を引き起こす原因となるのです。

 

そのため、コンプレッサーにはいかに圧縮した空気内に水分が入らないかが求められます。

 

そこで、本記事のテーマになっているエアードライヤーの出番ですが、詳しくは次項でしっかり説明していきます。

 

このエアードライヤーがどんな機能、種類などがあるのか見ていきましょう!

 

 

エアードライヤーとは?

 

エアードライヤーとは、空気圧縮機で圧縮された空気中の水蒸気や不純物を取り除く装置のことです。

 

コンプレッサーは、圧縮した空気を生成しています。

 

その過程では水蒸気も同時に圧縮することがあるのです。

 

ここで、ポイントになるのがドレンという存在です。

 

ドレンとは、、圧縮空気中に含まれる水蒸気が液化してできた水のことです。

 

水蒸気があるということは、コンプレッサー内で結露や、ドレンが生じるということになります。

 

コンプレッサーは、機械なのでこのドレンとは相性が悪く、内部の配管や部品を錆びさせてしまうのです。

 

だからこそ、圧縮された空気中の水蒸気や不純物を取り除くエアードライヤーが必要になります。

 

そのため現在では、業種問わず約80%のコンプレッサーに装着されている装置です。

 

 

なぜエアードライヤーが必要なの?

 

では、ここでエアードライヤーの必要性について下の表にまとめます。

 

配管の錆防止 エアードライヤーで水分を除去することで、配管を錆から守ります。
錆びにくくするため、メンテナンスコストの削減に期待できます。
機器の故障防止 水分は、コンプレッサーの内部で凍結、潤滑油の劣化を招きます。
そのため、機器の劣化を早める可能性があります。
製品品質の向上 塗装や乾燥工程など、製品の品質に影響を与えるプロセスでは、乾燥した清浄な空気が必要です。
細菌の繁殖防止 水分は、細菌の繁殖を促進します。
水分を除去することで、細菌の繁殖を抑制し、製品の汚染を防ぎます。

 

 

エアードライヤーの種類

 

次にエアードライヤーの種類について紹介します。

 

それぞれ水分の除去方法は違いますが、どれも問題なく除去はできます。

 

違いとしては、初期費用や消費電力、対応可能な圧縮空気などです。

 

次項では、冷凍式・吸着式・メンブレン式の3種類に分けて解説していきます。

 

 

冷凍式エアードライヤー

 

冷凍式は、圧縮空気を冷却し、水分を凝縮させることで、乾燥した清浄な空気を供給する装置です。

 

エアコンの除湿原理と似ており、般的な冷凍サイクルである「蒸発→圧縮→凝縮→膨張」の4つの過程を使っています。

 

このように圧縮空気を冷却することで、空気中の水分が水滴となって分離させています。

 

また、冷凍式では負荷変動への対応が必要です。

 

圧縮空気の負荷変動によって冷媒の蒸発圧力が変動することがあります。

 

そのため、冷凍サイクルが不安定になることがあります。

 

そこで、蒸発圧力制御や容量制御といった制御技術がありますので、圧縮空気の負荷変動の程度に合わせて選んでください。

 

特徴
比較的安価で、構造がシンプル
小型から大型まで幅広い機種があり、汎用性が高い
露点(空気が飽和して水滴が発生し始める温度)は、周囲温度に左右される
低温多湿の環境下では、性能が低下する可能性がある

 

 

 

吸着式ドライヤー

 

吸着式では、圧縮空気中の水分を、シリカゲルなどの吸着剤に吸着させることで除去するタイプのエアードライヤーです。

 

冷凍式に比べて、より低露点の乾燥した空気を得られることが特徴です。

 

また、油分や不純物も同時に除去できるため、高品質な乾燥空気が得られます。

 

さらに、圧の圧縮空気にも対応できるのも嬉しいポイントです。

 

一方で、初期費用や再生時間など、デメリットも考慮する必要があります。

 

そのため、導入を検討する際は、使用目的や予算に合わせてご検討ください。

 

特徴
露点が低く、非常に乾燥した空気を得ることができる
冷凍式に比べて、初期費用が高い
吸着剤の再生時間がかかるため、連続運転には向かない
高温・高圧の圧縮空気に対応できる

 

メンブレン式ドライヤー

 

メンブレン式では、圧縮空気中の水分を非常に効率的に除去できる装置です。

 

その特徴は、中空糸膜と呼ばれる特殊な膜を用いている点にあります。

 

この中空糸膜は、水蒸気は通しますが、空気中の酸素や窒素はほとんど通さないという性質を持っています。

 

極めて低い露点温度を実現できたことで、良質かつ乾燥した圧縮空気を供給できるでしょう。

 

また、吸着剤の交換などのメンテナンスが不要なところも魅力の1つです。

 

一方で、冷凍式や吸着式に比べて、初期費用が高価です。

 

そして、大流量の圧縮空気を扱う場合は、複数のモジュールを並列に設置する必要があります。

 

 

特徴
コンパクトで軽量
消費電力が少ない
冷凍式や吸着式に比べて、初期費用が高い
大流量には不向き

 

 

コンプレッサーのメンテナンスの流れ

最後にコンプレッサーのメンテナンスの流れについて解説します。

 

【一つでも当てはまったときはすぐにお問い合わせください】・異音がする
・異臭がする
・エンジンの場合、白煙や黒煙など煙が出ている
・エアーに油や水が混入している
・圧が上がらない
・振動を感じる

まず、上の表にある症状が一つでも当てはまる方は、すぐにお問い合わせください。

 

①お問い合わせ

電話または、メールでお問い合わせください。

 

お急ぎの方は、電話でお願いします。

 

②現場訪問

実際にメンテナンス・修理を行うコンプレッサーをスタッフが直接見させていただきます。

 

③御見積り

現場の状況からお見積りを出させていただきます。

 

ここで見積金額を見ていただき、問題なければ作業に移ります。

 

④修理・メンテナンス

早ければ即日対応いたします。

 

スタッフの状況やお伺い先の場所などによって数日あく場合がありますが、どれくらいの期間で修理・メンテナンスが完了するか御見積りの段階でご説明いたします。

 

⑤お支払

修理・点検終了後にお支払いただきます。

 

お支払方法や期日など詳細はお見積りの際か、作業終了後にご連絡いたします。

 

 

まとめ

 

今回は、エアードライヤーについて解説しました。

 

羽田コンプレッサーでは、定期的なメンテナンスも受け付けています。

 

お困りの時はお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

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