【コンプレッサー点検周期】設備の寿命を延ばし、トラブルを未然に防ぐために
コンプレッサーは、工場やプラントなどにおいて、空気圧機器や製造プロセスに欠かせない重要な設備です。
しかし、長期間にわたって安定稼働させるためには、定期的な点検が不可欠です。
本記事では、コンプレッサーの点検周期について、その重要性や点検項目、そして点検周期の設定方法など、詳しく解説していきます。
【記事まとめ】
・点検は、コンプレッサーを長期的に安定稼働させるために不可欠 ・コンプレッサーの点検周期は、稼働時間「6,000時間」あるいは「1年毎」 ・点検を怠ると故障/修繕費増/安全性低下などリスクがある |
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コンプレッサーの点検の必要性について
コンプレッサーは、高圧の空気を発生させる機械です。
そのため、内部には様々な部品が組み込まれており、精密機器のように繊細な機械でもあります。
一方で、消耗品の側面も持っており、稼働し続けると部品が摩耗や劣化などによって、消耗していきます。
結果、コンプレッサーが故障する原因に繋がっていくわけです。
では、故障を防ぐためには何が必要なのでしょうか?
結論、「点検」です。
その重要だと言われる点検についてより詳しく見ていきましょう。
点検を行うことで得られるメリット
故障の早期発見 | 故障の兆候を早期に発見し、大きなトラブルに発展する前に修理を行うことができる |
寿命の延長 | 定期的な点検とメンテナンスによって、コンプレッサーの寿命を延ばすことができる |
効率の向上 | 適切な調整を行うことで、コンプレッサーの効率を向上させ、エネルギーコストを削減できる |
安全性確保 | 故障による事故を防ぎ、作業員の安全を確保することができる |
コンプレッサーの点検周期はどのくらい?
次に本記事のテーマでもある「点検周期」について解説します。
コンプレッサーの点検周期は、機種や使用環境、稼働時間などによって異なります。
点検周期が異なる理由について下の表にまとめました。
取扱説明書 | 各メーカーの取扱説明書には、推奨される点検周期が記載されています。 |
稼働時間 | 稼働時間が一定時間(例えば6,000時間)に達したら、点検を行うのが一般的です。 |
使用環境 | 高温多湿な環境や、粉塵が多い環境など、過酷な環境下で使用されている場合は、より頻繁な点検が必要になります。 |
その他にもコンプレッサーの種類によって、構造の違いがあることから点検周期が異なる場合もあります。
例えば、 スクリュー式やピストン式など構造によって摩耗や劣化しやすい部品に違いがあります。
点検項目は?
次に、点検項目について解説します。
皆さんは、コンプレッサーの点検項目がいくつあるかご存知でしょうか?
実際に点検する場合、どのような項目を点検するのか把握することは大切ですよね。
ちなみに、様々な部品が組み合わさっているので、点検箇所も複数存在します。
では、どんな項目があるのか下の表にまとめましたので、確認してみましょう。
外観の点検 | 腐食、損傷、異音、振動などの有無を確認します。 |
油量の点検 | オイルレベルゲージで油量を確認し、不足している場合は補充します。 |
ベルトの点検 | Vベルトの張力や摩耗状態を確認し、必要に応じて交換します。 |
温度・圧力の測定 | 運転中の温度や圧力を測定し、異常がないかを確認します。 |
配管の点検 |
配管の漏れや損傷がないかを確認します。
|
フィルターの点検・交換 | エアフィルターやオイルフィルターを点検し、汚れている場合は交換します。 |
点検周期の設定方法
次に、点検周期の設定方法について解説します。
やはり、周期を管理しなくてはタイミングがズレることや、忘れていた原因になりかねます。
そのため、コンプレッサーを安全稼働させるために点検を行うことからも、設定しておくと安心です。
それでは、コンプレッサーの点検周期について下の表にまとめましたので、確認してみましょう。
使用状況の把握 | 稼働時間、運転条件、周囲の環境などを把握します。 |
取扱説明書の確認 | メーカーの推奨する点検周期を確認します。 |
点検履歴の分析 | 過去の点検履歴を分析し、故障の傾向などを把握します。 |
リスクアセスメント | 故障した場合のリスクを評価し、点検周期を決定します。 |
点検を怠るとどうなる?
次に、点検を怠った場合について解説します。
コンプレッサーの点検を怠ると、以下の様なリスクがあります。
突然の故障 | 予期せぬ故障が発生し、生産ラインが停止してしまう可能性があります。 |
修理費の増加 | 早期発見できなかった故障は、大規模な修理が必要となり、高額な費用がかかる場合があります。 |
安全性低下 | 故障による事故が発生し、人身事故や物的損害につながる可能性があります。 |
コンプレッサーのメンテナンスの流れ
最後にコンプレッサーのメンテナンスの流れについて解説します。
【一つでも当てはまったときはすぐにお問い合わせください】
・異音がする |
まず、上の表にある症状が一つでも当てはまる方は、すぐにお問い合わせください。
①お問い合わせ
電話または、メールでお問い合わせください。
お急ぎの方は、電話でお願いします。
②現場訪問
実際にメンテナンス・修理を行うコンプレッサーをスタッフが直接見させていただきます。
③御見積り
現場の状況からお見積りを出させていただきます。
ここで見積金額を見ていただき、問題なければ作業に移ります。
④修理・メンテナンス
早ければ即日対応いたします。
スタッフの状況やお伺い先の場所などによって数日あく場合がありますが、どれくらいの期間で修理・メンテナンスが完了するか御見積りの段階でご説明いたします。
⑤お支払
修理・メンテナンス終了後にお支払いただきます。
お支払方法や期日など詳細はお見積りの際か、作業終了後にご連絡いたします。
コンプレッサー点検に関するFAQ
Q. コンプレッサーの点検はなぜ重要なのですか? |
A. 定期的な点検を行うことで、以下のメリットが得られます。
・故障の早期発見 小さな異常を早期に発見し、大きなトラブルに発展するのを防ぎます。 ・寿命の延長: 定期的なメンテナンスにより、コンプレッサーの寿命を延ばすことができます。 ・効率の向上: 適切な調整を行うことで、コンプレッサーの効率を向上させ、エネルギーコストを削減できます。 ・安全性の確保: 故障による事故を防ぎ、作業員の安全を確保することができます。
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Q. コンプレッサーの点検周期はどのくらいにすればよいですか? |
A. 点検周期は、コンプレッサーの機種、使用環境、稼働時間などによって異なります。
一般的には、取扱説明書に記載されている推奨周期を参考に、稼働時間や使用環境に合わせて調整することが推奨されます。 また、専門業者へ相談して決めることもオススメです。 |
Q. 稼働時間が短い場合は、点検周期を延ばしても大丈夫ですか? |
A. 稼働時間が短くても、1年に一度は点検を行ようにしましょう。
特に、湿度の高い環境や粉塵が多い環境で使用している場合は、より頻繁な点検が必要です。 |
Q. 点検費用はどのくらいかかりますか? |
A. 点検費用は、コンプレッサーの機種、点検項目、業者によって異なります。
事前に複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討してみてください。 |
Q. 点検記録はどのように管理すればよいですか? |
A. 点検記録は、今後のメンテナンスに役立つため、しっかりと管理することが重要です。
点検内容、日時、担当者などを記録しておきましょう。 |
まとめ
本記事では、点検周期について解説していきました。
コンプレッサーの点検は、設備の寿命を延ばし、トラブルを未然に防ぐために非常に重要な作業です。
そのため、定期的な点検を行うことで、生産性の向上やコスト削減に貢献することができます。
本記事で紹介した内容を参考に、自社のコンプレッサーの点検体制を確立しましょう。
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