コベルコ社のコンプレッサーをご紹介と、点検について
コベルコ・コンプレッサ株式会社が作るコンプレッサーは、その高い信頼性と耐久性から、多くの産業分野で採用されています。
しかし、どんなに優れた機械であっても、定期的な点検と適切なメンテナンスなしには、その性能を最大限に引き出すことはできません。
本記事では、コベルコ社のご紹介と、コンプレッサーの点検の重要性、点検項目、そして効率的な点検方法について詳しく解説します。
【記事まとめ】
・コベルコ・コンプレッサ株式会社は、日本が誇るコンプレッサの老舗メーカー!
・コンプレッサーの点検には、性能維持・安全対策・寿命延命など複数のメリットがある!
・点検内容によっては、法律で決められている場合があるため、要チェック!
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羽田コンプレッサーでは、定期的なメンテナンスも受け付けています。
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コベルコ・コンプレッサ株式会社について
まずは、コベルコ・コンプレッサ株式会社について紹介します。
コベルコ・コンプレッサ株式会社は、神戸製鋼所のグループ会社です。
また、神戸製鋼所から長年にわたり圧縮機技術を培ってきた老舗メーカーです。
そんなコベルコ・コンプレッサ株式会社の企業理念は、「空気と熱で未来を変える」です。
エアコンプレッサを中心に、冷凍機、ヒートポンプなど、幅広い製品を提供もしています。
そんなコベルコ・コンプレッサ株式会社が製造しているコンプレッサの特徴を3点ご紹介します。
【特徴①】歴史と技術力
1つ目の特徴は、歴史と技術力です。
コベルコ・コンプレッサ株式会社は、1997年7月1日に設立されています。
さらに前身の神戸製鋼所は、1915年設立であることから、100年以上の歴史を紡いできました。
そのため、100年を超える長い歴史から積み上げられた他社にはない高い技術力があるのです。
【100年以上の歴史と技術力】 | |
1915年 | 国産初の高圧レシプロ圧縮機を製造 |
1956年 | 国産初のオイルフリースクリュ圧縮機を製造 |
1997年 | コベルコ・コンプレッサ株式会社設立 |
2021年 | 海外事業、冷凍機及びヒートポンプ等の販売・サービス、並びにこれら製品の開発・製造部門を株式会社神戸製鋼所より移管し、汎用圧縮機メーカとして新たなスタート |
【特徴②】省エネ性能
コベルコ・コンプレッサ株式会社のコンプレッサーには、省エネ性能の高い製品が多いです。
また、その開発にも力を入れていらっしゃいます。
インバータ制御などの技術を取り入れているため、エネルギー効率の高さも感じられますね。
例えば、「オイルフリー式コンプレッサ エメロード ALEⅣシリーズ」。
このコンプレッサーは、環境負荷の低い機器として知られています。
また、会社の看板でもあるエアコンプレッサーも素晴らしい製品の1つです。
インバータ制御により、省エネを実現した代表例とも言えます。
【特徴③】製品の幅広さ
空気圧縮機だけでなく、冷凍装置やヒートポンプなど、幅広い製品を取り扱っています。
そのため、様々な産業のニーズに対応されている印象があります。
オイルフリー式コンプレッサ | 食品加工や電子部品製造など、清浄な空気が求められる現場に適しています。 |
給油式コンプレッサ | 一般的な製造業や建設業など、幅広い用途に使用されます。 |
スクリューコンプレッサ | 高効率で、耐久性に優れているため、中大型のコンプレッサとして多く採用されています。 |
ロータリースクリューコンプレッサ | コンパクトで軽量なため、設置場所を選ばないのが特徴です。 |
レシプロコンプレッサ | 高圧が必要な用途や、小容量の空気が必要な用途に適しています。 |
真空ポンプ | 真空状態を作り出すために使用されます。 |
冷凍機 | 冷却が必要なプロセスに使用されます。 |
なぜコンプレッサーの点検が重要なのか?
ここからコンプレッサーの点検が重要な理由について解説します。
コンプレッサーは、工場や建設現場など、多くの産業で使われていますよね。
各現場で圧縮空気を供給するために欠かせない機器です。
一方で、長期間使用していると、さまざまな部品が摩耗します。
そして、性能が低下するなど何かしらの問題へ繋がるはずです。
しかし、劣化した状態のまま使い続けると、安全面に関わります。
もちろん、生産効率やランニングコストの上昇など様々な問題も付いてきます。
そのため、定期的な点検が非常に重要です。
詳しくは、以下の表をご覧ください。
故障防止 | 定期的な点検により、摩耗や異常を早期発見し、重大な故障を未然に防ぐことができます。 |
寿命延長 | 早期に問題に対処することで、コンプレッサーの寿命を延ばし、交換費用を削減できます。 |
性能維持 | 適切なメンテナンスにより、コンプレッサーの性能を常に最適な状態に保ち、生産性の向上に貢献します。 |
省エネ | 点検を通じて、空気漏れや不必要な圧力損失を発見し、エネルギー効率を高めることができます。 |
安全性確保 | 異常な振動や騒音などの兆候を早期に発見し、安全な作業環境を確保します。 |
コベルココンプレッサーの点検項目
次に、コンプレッサーの点検項目についてです。
コンプレッサーの点検項目は、機種や使用状況によって異なります。
点検項目は、コンプレッサーの種類やメーカーによって多少異なります
そのため、今回は一般的にチェックする項目を下の表にまとめました。
外観点検 | 腐食、損傷、異物混入がないか確認します。 |
油量点検 | オイルレベルが適正範囲内にあるか確認します。 |
オイルの状態 | オイルの色、におい、異物混入などを確認します。 |
フィルター点検 | エアフィルター、オイルフィルターの目詰まりや破損がないか確認します。 |
ベルトの張力点検 | Vベルトの張力が適切か確認します。 |
温度測定 | 圧縮空気温度、モーター温度などを測定します。 |
圧力測定 | 吐出圧力、吸込圧力が規定値内にあるか確認します。 |
振動測定 | 異常な振動がないか測定します。 |
騒音測定 | 異常な騒音がないか測定します。 |
運転音確認 | 異音、異臭がないか確認します。 |
コンプレッサーの点検を効率的に行うため
次に点検を効率的に行うための注意点をご紹介します。
以下の点に注意しましょう。
点検計画の策定 | 定期的な点検スケジュールを作成し、漏れなく点検を実施します。 |
点検記録の管理 | 点検結果を記録し、過去のデータと比較することで、コンプレッサーの状態を把握します。 |
専門業者への依頼 | 複雑な点検や修理は、専門業者に依頼することで、より確実な作業が可能です。 |
IoT技術の活用 | IoT技術を活用することで、遠隔監視や異常検知が可能となり、効率的なメンテナンスを実現できます。 |
安全第一 | 点検作業を行う際は、必ず安全に配慮し、マニュアルに従って作業を行います。 |
定期的な点検 | 点検を怠ると、思わぬトラブルに繋がる可能性があります。 |
専門知識の習得 | 点検を行う担当者は、必要な知識とスキルを習得しておくことが重要です。 |
コベルココンプレッサーの点検と生産性向上
コベルココンプレッサーの点検は、単なるメンテナンス作業でありません。
工場内や現場での生産性向上に繋がる重要な要素です。
一方で、劣化や消耗が激しい場合、本来の性能を発揮することができません。
そのまま使い続けてしまうと、ランニングコストや生産力など複数で問題が出てきます。
さらに、安全面も低下してしまう恐れがあります。
これでは、現場スタッフの現場環境も危うくなります。
そのため、点検を行うことでコンプレッサー本来のスペックの力に戻すしているのです。
まとめ
今回は、コベルコ社のご紹介とコンプレッサーの点検について解説しました。
羽田コンプレッサーでは、定期的なメンテナンスも受け付けています。
お困りの時はお気軽にお問い合わせくださいませ。
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