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突然のトラブルでも慌てない!コンプレッサーの修理が必要なタイミングと対応方法について徹底解説

工場や建設現場、家庭用エアコン、さらには医療機器に至るまで、さまざまな場面で活躍する「コンプレッサー」。空気を圧縮し、必要な動力や冷媒循環を実現するこの装置は、安定した作動が求められる非常に重要な機器です。

 

しかし、どれだけ高性能な機種でも、長期間の使用や定期的なメンテナンスを怠ることで、突然の故障に見舞われることがあります。

 

本記事では、コンプレッサーの修理が必要となる代表的な故障症状や原因、実際の修理方法、そして修理すべきか買い替えるべきか判断するためのポイントについて詳しく解説していきます。

 

業務用から家庭用まで、あらゆる用途で活用されるコンプレッサーに関するトラブル対応の指針としてご活用ください。

 

コンプレッサーによくある故障とそのサインとは

コンプレッサーの故障にはいくつかの代表的なパターンがあります。中でもよく見られるのが、エアーが出ない、圧が上がらない、異音がする、過熱して停止してしまう、あるいは運転そのものができなくなるといった症状です。

 

こうしたトラブルが発生する原因としては、内部部品の摩耗や破損、電装系の不良、潤滑不良、冷媒漏れ、センサーや圧力スイッチの異常などが挙げられます。特にエアーコンプレッサーの場合、エアーフィルターの詰まりやレシーバータンクの内部錆など、周辺機器の状態も動作に大きく影響するため、単に本体だけでなく全体を見渡した診断が求められます。

 

また、オイル式のコンプレッサーでは、オイル切れによる潤滑不足がローターやピストンの焼き付きにつながり、大きな修理が必要となるケースもあります。異音や振動の増加、運転中の異常な温度上昇は、これらの不具合の予兆であることが多いため、早めの対処が重要です。

 

コンプレッサー修理の一般的な流れと必要な対応

故障が発生した際の修理対応は、まず原因の特定から始まります。多くの場合、目視による外観確認、異音や異臭の有無、通電確認、配線やスイッチの状態、エアーや冷媒の流れなどをチェックしながら、トラブルの箇所を絞り込んでいきます。

 

軽度のトラブルであれば、部品の交換や配線の修復などで対応可能な場合があります。例えば、コンデンサの故障によるモーター始動不良や、センサーの不良による誤作動は、比較的低コストで修理できる代表的なトラブルです。

 

一方で、モーターや圧縮機本体に損傷が及んでいる場合や、ローターやピストンが焼き付いてしまっているような場合は、分解修理や主要部品の交換が必要となり、修理費用も高額になる傾向があります。

この場合は、製造メーカーや専門の修理業者に依頼し、精密な分解・点検と必要なパーツの手配を進める形になります。

 

修理費用の目安と修理か買い替えかの判断基準

コンプレッサーの修理費用は、故障内容や機種、使用年数によって大きく異なります。比較的軽微な修理であれば1万円〜3万円程度で済むこともありますが、モーターや圧縮部の修理・交換が必要となると5万円〜10万円、場合によってはそれ以上になることもあります。

 

そのため、修理を検討する際には「現在のコンプレッサーの年式」「今後の使用頻度」「新しい機種との価格差」などを踏まえたうえで、修理すべきか買い替えるべきかを判断することが大切です。特に、10年以上使用している場合や、複数回にわたって故障を繰り返している機種であれば、思い切って買い替えたほうが結果的にコストパフォーマンスが良いケースもあります。

 

最近では、省エネ性能に優れた新型コンプレッサーも多数登場しており、ランニングコストの面でも買い替えが有利になることもあります。修理見積もりを取る際には、並行して新型機種の導入検討も行うと、より現実的な選択ができるでしょう。

 

専門業者に依頼するメリットと注意点

コンプレッサーは構造が複雑で、高圧や高温、高速回転といった厳しい条件下で動作する機械です。そのため、簡単なフィルター交換やオイル補充以外の修理に関しては、専門知識と技術を持った業者に依頼するのが安心です。

 

専門業者に依頼することで、的確な診断と修理が受けられるだけでなく、必要に応じて純正部品の手配や、オーバーホール、運転テストなどを行ってもらえる点が大きなメリットです。

また、修理後のアフターサポートや保証が付いていることも多く、万が一再発した場合でも安心して対応してもらえる体制が整っています。

 

一方で、業者を選ぶ際には、修理実績や対応スピード、費用の明確さなどをしっかり確認しておくことが大切です。中には部品を取り寄せるのに時間がかかる業者もあるため、急ぎの場合は事前に納期の確認をしておくとスムーズです。

 

日常的な点検とメンテナンスで故障を未然に防ぐ

コンプレッサーの故障は、突発的に起こるものではなく、多くの場合は日頃のメンテナンス不足が原因で徐々に悪化していきます。そのため、定期的な点検や簡単な保守作業を行うことで、故障のリスクを大幅に減らすことが可能です。

 

例えば、オイル式のコンプレッサーでは定期的なオイル交換、ドレン排出、エアーフィルターや吸気口の清掃などを行うことで、圧縮効率と潤滑性能を保つことができます。オイルレス式の場合でも、定期的に動作音や振動の変化に注意を払い、異常があればすぐに確認する習慣をつけることが重要です。

 

また、据え置き型の場合は、設置場所の通気性や温度環境を適切に保つことも機械の寿命を左右する要素となります。湿気や埃が多い環境では故障率が高くなるため、周辺環境の整備も忘れてはなりません。

 

まとめ

コンプレッサーは非常に重要な機器である一方、その精密さゆえに定期的なメンテナンスや早期の故障対応が不可欠です。異音や圧力異常などの兆候が見られたら、自己判断で放置せず、まずは専門業者による点検を受けることが大切です。

 

修理が可能な場合でも、費用や今後の使用年数を踏まえて、買い替えを含めた総合的な判断をすることが求められます。特に業務用コンプレッサーでは、生産ラインの停止による損失が大きいため、安定稼働を支えるための予防保全の意識が重要です。

 

今使っているコンプレッサーを長く、安心して使い続けるためにも、日常の点検と異常時の迅速な対応を心がけましょう。

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