コンプレッサーのサイズについて【小型〜大型まで一挙に解説】
コンプレッサーと言ってもサイズを見ると大型から小型あり、種類を見るとレシプロやスクロールなど様々な種類が展開されています。
そんな中、買い替えや増設などコンプレッサーの購入を予定されている方には、どれが自社にあったコンプレッサーなのか迷うことはありませんか?
またカタログやネットでコンプレッサーについて見てみると、目的にあったコンプレッサーがどれか定まらず、「とりあえず予算内に収まって、前回使っていたコンプレッサーと同じ機種を購入しよう」となってしまうという方をお見受けします。
そのため、今回はコンプレッサーの小型〜大型までサイズについてや種類など解説していきます。
特に「各コンプレッサーの違いについて知りたい」、「自社にあったコンプレッサーを購入するために情報を知りたい」という方は、参考にしていただけると思います。
【記事まとめ】 ・大小だけでなく様々な種類のコンプレッサーが販売されている! ・種類によって得意なことは様々! ・コンプレッサーの購入時に迷ったら羽田コンプレッサーへご相談を! |
コンプレッサーのサイズについて
まずは、コンプレッサーのサイズについて解説していきます。
コンプレッサーのサイズを大まかに分けると、小型と大型の2種類です。
小型コンプレッサーについて
小型のコンプレッサーと言えば、ベビーコンプレッサーをイメージされる方が多いのではないでしょうか。
略して「ベビコン」とも呼ばれていますが、国内の大手メーカーである日立産機システム社が製造・販売を行っています。
その他のメーカーでは、家庭用コンプレッサーやコンパクトモデルが小型に分類されるでしょう。
ベビコンの特徴といえば、通常よりもはるかに小さいサイズ感です。
例えば、日立産機システム社の給油式ベビコンの外形寸法では「782mm×342mm×735mm ~ 1,938mm×734mm×1,214mm」があります。
(※幅×奥行き×高さ / 商品によってサイズは異なります)
重さとしては、主に10kg前後あります。
また、小型のため取り扱いや持ち運びしやすいため家庭ではDIY、業者では小規模の現場にとって使いやすい利点があります。
一見、小型がゆえに耐久性の低さを心配されるお客様がいらっしゃいますが、実はそんなことはありません。
建築現場や小規模の現場でプロの職人さんが使っている様子を見てみおると、年季の入った古いベビコンを愛用されている姿が見受けられます。
もちろん、無理やり使っているという方もいるでしょうが、見たところまだ現役で使えるものも多いため、小さいだけでなく耐久性もしっかりしている機種も少なくありません。
(※20年以上無理やり使い続けて良いというわけではなく、定期的にメンテナンスを出しながら大切に使っているという要因もございます。)
大型コンプレッサーについて
次に、大型のサイズについてです。
一般的に工場で使用されているようなエアーコンプレッサーは、大型サイズに分類されます。
例えば、岩田アネスト社のクロ―コンプレッサーの標準モデルでは「1760mm×1020mm×1620
mm ~ 2000mm×1020mm×1880mm」があります。
(※幅×奥行き×高さ / 商品によってサイズは異なります)
サイズも大きいため、主に工場内など広い施設で設置されています。
また、ベビーコンプレッサーなど小型との違いとして大きいだけでなく、出力も高いためより長時間の連続運転や、大がかりな作業などを効率的に稼働し続けてくれます。
ちなみに、大型のコンプレッサーというと電力消費が高く、ランニングコストが掛かることがありましたが、近年では製造メーカーが省エネに力を入れている傾向もあり、以前よりも電力消費を抑えられるようになっています。
省エネのレベルは、メーカーによって違いがありますが、以前よりもスペックが上がっていることは実感いただけるはずです。
その他にもBluetooth搭載など便利なハイテク機能も追加されたので、新しく導入される際はワクワクしますよ。
コンプレッサーの種類について
次に、コンプレッサーの種類について解説します。
コンプレッサーには、レシプロ・スクロールといった形状の違いだけでなく、油冷式・オイルフリー式という圧縮方式の違いなど様々な違いがあります。
形状の違いだけで値段が変動したり、長時間の稼働でのスペック差など特徴に違いが存在しますので、現場で求められる性能にピッタリなコンプレッサーが見つかるでしょう。
コンプレッサーの種類の違い【4種類】
コンプレッサーには、主に4種類存在します。
①レシプロ
②スクリュー
③スクロール
④ターボ
それぞれ使用することでの利点に違いがありますので、ご紹介します。
①レシプロ型
レシプロでは、ピストン運動を使った方法で空気を圧縮しています。
回転速度は、他と比べて低いものの価格が低い傾向にあるためお手頃価格のコンプレッサーを導入したい企業に適しているでしょう。
一方で、振動の大きさが目立つ傾向にあります。
②スクリュー型
スクリューでは、オスとメスという2つの部品が組み合わさり、歯車のように互いに回転し合うことでネジ溝にできる容積を利用して空気を圧縮させます。
スクリュー型といえば、工場で導入されているコンプレッサーの中で最も普及している種類です。
音・振動ともに小さく、コンプレッサーの中でも中間に位置するような種類であることからちょうど良いコンプレッサーとして知られています。
③スクロール型
スクロールでは、2枚のローターを重ねるように組み合わせて回転させることで空気の容積変化を利用して空気を圧縮させます。
スクロールの盗聴としては、最も優れた静音性が上げられます。
初めて聞いた方は、静動性の高さから「思っていたより静か」とおっしゃるケースが多いです。
一方で、構造上の問題で長時間の連続稼働には向いていない傾向があります
④ターボ型
ターボでは、扇風機のようにに羽根が付いた部品を高速回転させることで圧力を上昇させ、空気を圧縮させます。
特徴として、構造上から大容量の機種が多く、圧縮空気の容量が多い方が良いというユーザーのニーズに答えている機種です。
一方で、不か変動への容量調整は、容積形には劣る傾向にあります。
スクリュ型には油冷式・オイルフリー式がある
前項では、「①レシプロ・②スクリュー・③スクロール・④ターボ」について紹介しました。
4種類の中でも、スクリューには「油冷式・オイルフリー式」の2修理が存在します。
まず、油冷式とはスクリューローターという部品にオイルを噴射することで、油膜ができ、空気が漏れないようにすることで圧縮空気が生まれる仕組みです。
オイルを使用することから圧縮空気に油分が含まれるようになります。
一般的にスクリューコンプレッサーと言うと、油冷式の場合が多いです。
次に、オイルフリー式は、名前の通りオイルを使用しません。
そのため、油分を含まない圧縮空気が生成されます。
食品や半導体のような油分を含まない圧縮空気を使用したい工場に適した機種となっております。
まとめ
今回は、コンプレッサーの小型〜大型までサイズについてや種類など解説しました。
コンプレッサーは、種類によって得意なことや苦手なことが変わってきます。
そのため、現場で求められる要素や、工場で生産している商品に合わせてコンプレッサーを探してみてください。
もし、お悩みになった際はお気軽に羽田コンプレッサーへご相談くださいませ。